「セルフブランディングってそもそも何?」
「セルフブランディングをするとどんないいことがあるの?」
「具体的に何から始めたら良いのか知りたい」
フリーランスとして活動する方の多くは一度は聞いたことがある「セルフブランディング」。興味はあっても、具体的なメリットややり方がわからない、という方も多いのではないでしょうか。
ビジネスを展開するにあたって非常に重要ではあるものの、実践するためにはセルフブランディングの中身をよく理解しておかなくてはいけません。そこで、この記事では以下の内容について解説します。
- セルフブランディングとは
- メリット
- 注意点
- 実践方法
- 成功する人の特徴
セルフブランディングに興味がある方には必読の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
セルフブランディングとは自分を商品とするマーケティング活動!定義や重要性を解説
セルフブランディングとは、そもそも自分を「商品」としてブランド化するマーケティング活動の一環です。ブランド化できると「自分」が際立つようになるので、認知してもらいやすくなります。
商品は「自分自身」なので、1人でビジネスを行うフリーランスの方にはとくに重要な施策です。
個人で自分をブランド化するためには、不特定多数の人にアプローチできるSNSやWebサイトの活用がカギになってきます。
効果的なセルフブランディングのためには、自らの専門知識や経験など、提供可能な価値を魅力的に、かつ説得力を持って発信するスキルが必要です。
ちなみに、混同しがちな「パーソナルブランディング」とは、組織に属しているか単独でビジネスを行っているか、という点で異なります。
パーソナルブランディングは、組織に属している中の個人のブランディングです。
セルフブランディングの5つのメリット
「セルフブランディングって何のために行うの?」「やるべきなのかな?」と気になる方のために、こちらではメリットを紹介します。
- 競合と差別化できる
- 利益率が上がる
- 売上が安定する
- 集客が安定する
- ビジネスの機会が増える
成功すればその分野で唯一無二として認知されるようになるので「あなたならでは」のビジネスを実現できますよ。
1. 競合と差別化できる
セルフブランディングでは、自分が提供できる価値を自身の人柄や価値観と合わせて発信していきます。そのため、商品やサービスの内容だけでなく「あなただから」頼みたいと言ってもらえるようになります。
商品やサービスの質を超越できるんですね!
ただ仕事を請け負う「業者」ではなく、誰にも負けない強みを持つ人として認知してもらえるようになるでしょう。顧客は明確な理由をもって依頼してくれるようになるので、同じようなサービスを提供する競合との差別化が可能です。
2. 利益率が上がる
競合と差別化でき、あなたならではの強みをアピールできれば「この人ほど満足度の高い仕事をしてくれる人はいない」と顧客は感じてくれます。そうすると、競合サービスよりも高めの値段設定であっても依頼が途切れることはありません。
高単価でビジネスを行うことは年収アップに必須です!
高単価で取引できるので、利益率が上がります。ただ闇雲に高い値段設定にするのではなく、まずは「この値段でも頼みたい」と思ってもらえるような価値提供をすることが大前提です。
その上で、セルフブランディングを行い認知度を高めていきましょう。
3. 売上が安定する
セルフブランディングに成功すると利益率が上がるだけでなく、売上も安定します。新商品や新しいサービスをリリースしても「この人の商品なら外れないだろう」と思ってもらえるので、最初から売上を確保できます。
自分のファンを増やせるのがセルフブランディングの強みです!
常に顧客を抱えた状態でビジネスを展開できるので、売上が大きくぶれることもなくなるでしょう。
4. 集客が安定する
「あなただから」依頼してくれる方は、リピートしてくれる確率も高いです。
また、知人におすすめしてくれる可能性もあるので自分から営業をしなくても顧客は増え続けます。
良い口コミがどんどん増えていきます!
広告費が必要なくなるだけでなく、営業に割くリソースも減るのでその分ビジネスのクオリティを高められるでしょう。
5. ビジネスの機会が増える
セルフブランディングに成功すると、認知度と信頼を同時に高められます。問い合わせが増えて新たなビジネスの機会が増えたり、企業からコラボレーションの依頼が来たりと選択肢が広がるでしょう。
露出が増えるので様々な分野の方とも関われます!
「新たなビジネスの場がほしい」と感じている方は、ぜひセルフブランディングに挑戦してみてくださいね。
セルフブランディングを行うときの注意点
こちらでは、セルフブランディングを行う際に注意したい以下の2点を解説します。
- 実績や肩書きを誇張しない
- 何をやっている人なのかは明確にする
「依頼が欲しい」「競合と差別化したい」と思うあまり、過剰な肩書きや実績を発信することは逆効果なので、絶対にやめましょう。
信用を失うだけでなく「痛い」と思われてしまいます…!
自分の評判を傷つけてしまってはセルフブランディングの意味がないので、肩書きや実績ではウソをついてはいけません。発信方法やアプローチするターゲットを精査すれば、特別珍しい経験でなくてもブランディングは可能です。
また、肩書きをかっこよくインパクトのある者にしようとするあまり、結局「何をやっている人なのかわからない」という事態に陥ってしまうこともあります。自分が提供できる価値を明確に伝えられないと、ビジネスにつながるブランディングにはなりません。
セルフブランディングを行う際は、この2点を意識してくださいね。
セルフブランディングの実践方法を6ステップで解説
「実際にセルフブランディングってどうやって進めればいいの?」と気になる方のために、こちらでは実践方法を6ステップで解説します。
- 自分が提供できる価値を明確にする
- ターゲットと市場を明確にする
- SWOT分析を行う
- ストーリーとプロフィールを作る
- 発信の準備をする
- プランとスケジュールを設定する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1. 自分が提供できる価値を明確にする
ビジネスにおいて最も重要なのは「価値提供」です。そのため、セルフブランディングをする際に「売り」となる自分自身の価値を明確にしましょう。
価値を明確にするためには、自分自身を深く理解しなくてはいけません。得意分野や実績を掘り下げていき、以下のようなことをはっきりと言葉で表現できるレベルまで考えてみてください。
- 自分が成し遂げたいこと
- 社会にどのように貢献したいのか
- 自分の武器は何か
- 自分にしかできないことは何か
経験やインプットしてきたことを言語化できるレベルまで落とし込むことを、僕は「知識のレシピ化」と呼んでいます!
自分が提供できる価値が曖昧なままだと、効果的なセルフブランディングはできないのでしっかりと時間を割いて考えてみましょう。
2. ターゲットと市場を明確にする
提供できる価値が、どの市場でどんな人にニーズがあるのかを考えていきます。価値を最大限発揮できる市場とポジションを見極められないと、セルフブランディングではなくただの自己主張で終わってしまう可能性があるので注意してくださいね。
ブランドの見込み顧客を見極めていきます!
以下のことをベースに、市場調査をしてみましょう。
- 見込み顧客はどれくらいいるのか
- どのくらいの収益が見込めるのか
- ライバルはどれくらいいるのか
「どこでどんな風に戦っていくのか」が定まると、自分のブランドコンセプトを効果的に決められますよ。
3. SWOT分析を行う
ターゲットや市場が決まったら、ブランディングの戦略をフレームワークを使って設定していきます。その際に効果的なのが「SWOT分析」です。
ステップ1と2で考えたことを、型にはめてブラッシュアップしていくステップです。SWOT分析は、以下の4項目の頭文字から名づけられています。
- Strength(強み)
- Weakness(弱み)
- Opportunity(機会)
- Threat(脅威)
具体的には、以下のように考えていきます。
分析項目 | 検討項目 | 目的 |
強み | 自分の武器は何か | 誰にも負けないと自負できる自分の経験やスキル |
弱み | 自分に足りないものは何か | 自分の苦手な分野や、自分のサービスを改善するための課題 |
機会 | 市場規模の大きさ | 自分の提供するサービスを必要としている人の多さ |
脅威 | ライバルの多さ | 競合プレーヤーの数やレベル |
分析をする際に、調査が足りないと感じた項目についてはさらにリサーチを重ねてくださいね!
SWOT分析を細かく行うと、セルフブランディングの枠組みがはっきりします。
4. ストーリーとプロフィールを作る
ストーリーとプロフィールは、セルフブランディングにおいて人柄や価値観を伝えるために非常に重要な部分です。とくにストーリーは、共感を得てファンになってもらうためにも作り込むのがおすすめです。
以下の点に気をつけて作成してみましょう。
- 自分が提供できる価値を盛り込む
- なぜその価値を提供できるようになったのかを盛り込む
- 実績や信念を盛り込む
- シンプルで覚えやすいものにする
失敗経験や「なぜそう考えるようになったのか」まで含められると、お客様の心に響くストーリーが作れますよ!
あなたの存在をしっかりと覚えてもらうためにも、シンプルかつインパクトのあるストーリーを作成しましょう。
5. 発信の準備をする
まずは、ターゲットと市場から最適だと考えられる発信の媒体を決めます。その後、ロゴやWebサイトなど発信するために必要なものを揃えていきましょう。
TwitterやInstagramなどのSNSは運用コストも低く、幅広い層にアプローチできるのでぜひ活用しましょう。人脈も作れるので、様々な人と交流してみてくださいね。
また、将来的に本を出版するつもりで情報を発信していくのがおすすめです。SNSやWebサイトでの発信は、自分の考えや実績を蓄積できるので本の出版時に必要な「経験の棚卸し」の際にも非常に役に立ちます。
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発信は、セルフブランディングで核となる非常に重要な活動です。
6. プランとスケジュールを設定する
準備が整ったら、具体的なプランとスケジュールを設定していきましょう。最初のうちは細かくプランを立てるのがおすすめです。
スケジュールも短期で設定しましょう!
決めたプランとスケジュールがどのくらい達成できたのか、PDCAサイクルを回してブランディングしていきます。効果によってはスケジュールやプランを練り直す必要があるので、しっかりと分析してくださいね。
セルフブランディングに成功する人の特徴3選
「セルフブランディングに成功する人はどんな人?」と気になる方のために、こちらでは共通する特徴を紹介します。
- 等身大の強みを発信している
- コアメッセージがある
- 情報発信の手段と方法が最適化されている
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. 等身大の強みを発信している
信頼を得るためにも「等身大の強み」は非常に重要です。
セルフブランディングの最終目標は「あなたならではの価値」を広く認知してもらい、顧客に求められてもらうようになることです。
とは言え、ありきたりなことでは「強み」になりません。等身大かつ「他にはない」強みを武器にしていきましょう。
唯一無二のイメージを確立できますよ!
2. コアメッセージがある
セルフブランディングに成功している人は、自分が伝えたかったり実現したかったりすることの世界観を明確に伝えられるメッセージを持っています。
コアメッセージを認知してもらうためには、以下の2点が非常に重要です。
- 発信し続けること
- シンプルでわかりやすいメッセージであること
自分が提供できる価値のなかで、とくに伝えたいことをコアメッセージとして発信し続けましょう!
コアメッセージが認知されると「あなたといえば○○」というように認識してもらえるようになります。
3. 情報発信の手段と内容が最適化されている
最適なプラットフォームで、ターゲットに適した内容を発信できている人は成功しやすいです。
自分が最もアプローチしたいターゲットに届きやすい発信手段を選びましょう。さらに、発信手段によって最適な発信方法も変わってきます。
最もターゲットに刺さる選択をすることが重要です!
ぜひこの記事を参考に、セルフブランディングの本質を理解して、自分自身の価値を高めていきましょう。
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