「新しいビジネスを立ち上げたい」
「何から思考すればいいか分からない」
「論理的に考えるのが苦手」
新しくビジネスを立ち上げる際には、マネタイズポイントや競合分析など考えるべき項目がたくさんあります。ビジネスモデルを精緻に作ることで、長く続く事業にするためです。
しかし、何度も事業立ち上げを経験している人はそう多くなく、何から考えれば良いのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで本記事では、ビジネスモデルを考える際に役立つフレームワークを紹介します。活用すべき理由や使い方のコツまで詳しく解説していきますよ。
- ビジネスモデルとは
- ビジネスモデル検討に役立つフレームワーク
- 活用するべき3つの理由
- 利用する際のコツ3つ
先人の知恵を活用することで、考える時間や手間を割愛できます!
これから事業を立ち上げる方も、なかなかうまくいっていない方にも役立つ内容です。ぜひ最後まで読んでみてください。
ビジネスモデルとは【持続可能な事業の検討に不可欠です】
ビジネスモデルとは、どんな商品やサービスを誰に届けることで価値を生み出しているか、すなわちどうやって収益を上げているかという事業の仕組みを表したものです。
「誰に」「何を」「どうやって(届けるか)」を明確にすることがビジネスモデルの基本です。
ビジネスモデルが考えられていないと、いかに優れている商品やサービスを生み出したとしても利益が上がりません。なぜなら、そもそも顧客に届かなかったり、届いたとしても本来の価値を受け取ってもらえなかったりするからです。
また、売上が発生するマネタイズポイントを設置していないと、事業として成り立ちません。補助金や助成金、融資などお金を借りる際や投資をしてもらう際にもビジネスモデルをもとに検討されます。
また、同一業界や似たようなサービスだとしても、ビジネスモデルは多岐にわたります。
検討する際には、さまざまな企業を参考にしながら、考えてみると良いでしょう。
ビジネスモデル検討に役立つ6つのフレームワーク
フレームワークはとてもたくさん存在しています。インターネットや本で検索すればたくさんのフレームワークに出会えるでしょう。
そのなかでもとくに、ビジネスモデルを検討する際に役立つ6つのフレームワークを、この章では解説していきます。
- ビジネスモデルキャンバス
- 9セルフレームワーク
- SWOT分析
- 3C分析
- PEST分析
- 4P分析
これら6つを使いこなせるようになれば、さらに多くのフレームワークが活用できます。ぜひ読むだけでなく、1つずつ実際に試してみてください。
1. ビジネスモデルキャンバス【ビジネスモデル分析】
ビジネスモデルキャンバスとは、9つの項目を埋めることで事業計画を整理できるフレームワークです。分析に必要な項目がMECEになっており、全体を俯瞰的に見られます。9つの要素同士の関係性がわかる点も特徴的です。
フレームワークを構成する9つの項目は以下の通りです。
- 顧客セグメント:自社がターゲットにする顧客層
- 提供価値:顧客どの課題を解決できるか
- チャネル・販路:ネット・SNS・店舗など顧客への提供場所
- 顧客との関係:顧客と自社がどのような関係を持つか(対面・自動応答・サブスクなど)
- 収益の流れ:売上がどのように推移するか
- キーリソース(経営資源):人材・システム・工場など必要なリソース
- キーアクティビティ(主要活動):事業を行う上で必要な行動(サプライチェーン)
- キーパートナー:外注・委託がある場合や原材料の取引先など
- コスト構造:どのリソースや活動にこすとがいくらかかっているか
これらを埋めることで、抜け漏れなくビジネスモデルを考えられます。ただし、全部埋まったとしても、優れた事業ができることは意味しません。何度も挑戦し、書き直しながらより良いものへとアップデートしていきましょう。
ビジネスモデルキャンバスの活用方法は、こちらの記事「【挫折しない】ビジネスモデルの作り方を10ステップで解説!構築時のポイントも紹介」で解説しています。
ビジネスモデルを今すぐ構築したい方は、ぜひご一読ください!
2. 9セルフレームワーク【ビジネスモデル分析】
ビジネスに必要な9つの質問を、順に答えていくことでビジネスのストーリー性を思考します。「顧客価値」「利益」「プロセス」の縦軸に対して、横軸は「Who(誰)」「What(何)」「How(どのように)」からなる、3×3のマトリクスです。具体的には以下の通りです。
- 顧客は誰か
- 何を提供するか
- どう提供するか
- 誰から利益を得るか
- 何で利益を得るか
- どう利益を得るのか
- どのような手順でやるのか
- 役割分担はどうするのか
- 誰と組むのか
顧客価値と利益が生み出されることで、ビジネスとして成立します。
ビジネスモデルの全体像を把握し、どのように進めていけば良いかを多角的な視点から見られます。足りない点や課題になるポイントは他のフレームワークを用いながら、さらに深掘りしてみてください。
3.SWOT分析【現状分析】
SWOT分析は企業やサービスの現状分析に役立つフレームワークです。新規事業の場合には、似たようなサービスを想像しながら埋めてみましょう。自身の会社やサービスを取り巻く環境について、内部・外部の視点から把握し、分析していきます。
- Strengths(強み)
- Weaknesses(弱み)
- Opportunities(機会)
- Threats(脅威)
内部要因と外部要因をそれぞれプラスとマイナスに掛けあわせて考えることで、クロス分析が行えるようになります。例えば、自社の強みを把握することで、市場に対してどう展開していくかを考えられます。逆に、弱みを知ることで失っている機会はないかを確認可能です。
競合分析はもちろん、俯瞰的に自社のサービスを確認できるので定期的に行ってみましょう!
4. 3C分析【差別化の検討】
3C分析とは、カスタマー(Customer)・競合(Competitor)・自社(Company)の3つの頭文字を取り、これらの観点から分析するフレームワークです。3C分析を活用すれば、顧客のニーズと市場に対する自社のポジションニングを正しく分析できます。次に紹介するPEST分析とあわせて活用することで、効果が倍増します。
3C分析では、顧客、競合、自社の順に分析しましょう。顧客を正しく定めることで、真の競合が浮かび上がるからです。顧客・競合を正しく定めた後は、自社の強みや弱みを分析していきます。
良い点も悪い点も何の差分が要因かをしっかりと把握しよう!
5. PEST分析【外部の環境を分析】
PEST分析は、将来的に事業に影響を与える可能性がある外部環境を分析するフレームワークです。新規事業はとくに、外部影響を受けやすいため、事前に追い風やリスクを把握しておく必要があります。以下の4つの観点から分析を進めます。
- Politics(政治的要因)
- Economy(経済的要因)
- Society(社会的要因)
- Technology(技術的要因)
網羅的に外部影響を把握できる点がメリットです。中長期的な分析を前提としているため、短期的な目的では使えない点に注意してください。
また、インターネットから信頼性の低い情報を拾ってきてしまうと、誤った分析になってしまうリスクもあります。
公共機関や専門家が発表している、信頼度の高いデータを用いるようにしましょう!
6. 4P分析【マーケティング戦略の検討】
4P分析は、以下の頭文字からなる観点を用いて、販促や流通経路を考える際に活用するフレームワークです。- Price(価格)
- Product(製品・商品)
- Promotion(販売促進・広告)
- Place(流通経路)
製品を主軸にしながら、どう販売するか、どう顧客に届けるかを考えることで、つながりのある商品開発が可能です。また、4つのPを「Customer value(価値)」「Cost(価格)」「Convenience(利便性)」「Communication」と4つのCに置き換えることで、顧客目線での客観的な分析も可能です。
とはいえ、このようなビジネスモデルのフレームワークを使いこなすのは難しいと感じる方もいるでしょう。
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ビジネスモデル検討にフレームワークを活用するべき3つの理由
ビジネスモデルを考える際には、たくさんの方法が考えられます。そのなかでフレームワークを活用した方が良い3つの理由をお伝えします。
- 思考を可視化することで整理ができる
- 漏れやダブりを避けられる
- 他の人に伝えやすくなる
時間や手間の無駄を省き、最短ルートで質の高いビジネスモデルを作るためにフレームワークは有効です。ぜひ活用してみてください。
1. 思考を可視化することで整理ができる
頭の中でぼんやりと浮かんでいる内容をフレームワークに当てはめることで、思考が可視化されて整理できます。フレームワークを構築する際には言語化が必要です。頭の中で何となく考えていることを文章にすることで、明確に戦略を認識できるようになります。
言葉にしてみると、考え漏れていた点も明確になります。
また、フレームワークはフォーマットの代わりです。思考に詰まった際に進むべき方向を明確にする手助けもしてくれます。
2. 漏れやダブりを避けられる
ビジネスモデルに対する考えを書き起こしただけでは漏れや被りが発生してしまい、事業が成り立たなくなる可能性があります。ビジネスモデルを考える際に重要な点は、MECEに思考することです。フレームワークはすでにMECEになった項目を埋める方法です。そのため、上手に活用できれば本来考えるべき項目に集中できます。
先人たちが過去に考えてきた結晶を活用しましょう!
3. 他の人に伝えやすくなる
フレームワークに当てはめることで、情報共有も容易になります。ビジネスを前に進めていくには、他人に正しく情報を伝えることが重要です。
- 投資家に投資をお願いする
- 金融機関にお金を借りる
- 顧客に宣伝する
- 一緒に働く仲間を探す
フレームワークを活用すればわかりやすい資料が作れます!
アウトプットとしても存分に活用してみましょう。
ビジネスモデル検討にフレームワークを利用する際のコツ3つ
ビジネスモデルを考える際に、フレームワークを活用すればより質の高いものが早くアウトプットできます。そこで利用するときのコツを3つお伝えします。
- 相談相手を探す
- 思考と行動の反復を行う
- PDCAを回す
フレームワークはあくまで手段であり、実践しながら改善を行うことが重要です。積極的に行動に移していきましょう。
1. 相談相手を探す
ビジネスモデルを考える際、全てを一人で考えたとしても良いものはできません。考え方が偏ってしまったり、気づかない視点が発生したりするからです。そのため、考える際にはいろいろな視点を取り入れるようにしましょう。近くにいる友人やメンターを頼って壁打ちをしてもらったり、時には専門家に相談したりと客観的意見をもらうことが重要です。
率直な意見をもらえる相談相手を探すことも大切なプロセスです!
2. 思考と行動の反復を行う
ビジネスモデルは、事業の立ち上げや見直しの際に活用する考え方です。考えることそのものを目的にしないように注意してください。思考と行動の反復をすることで、少しずつ良いものへと昇華していきます。
また思考する際には、100点満点を目指すのはやめましょう。
顧客や市場の反応を見ることで得られる気づきもたくさんありますよ!
3. PDCAを回す
ビジネスモデルは一度作ったら終わりではありません。競合や市場の状況は日々変化しているからです。作って満足せずに、定期的に見直しをしてみましょう!
また見直しをする際にはぜひ顧客の声や第三者の意見をもらうようにしてみてください。客観的な視点を取り入れることで、気づかなかった改善点が見つかるかもしれません。
ぜひこの記事を参考に、ビジネスモデルの構築にフレームワークを活用し、儲かる事業づくりに挑戦しましょう。
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