著者・専門家対談

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【山口拓朗】一生お金に困らない文章術

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目次[非表示]

  1. 1.「自分を知るための言語化力を育てる」ライティングサロン主宰 山口拓朗さんとは?
  2. 2.仕事につながる「三種の神器」を提唱するライティングサロン
  3. 3.読者の顔を思い浮かべてライティングする
  4. 4.読者と接点をもって情報をインプット
  5. 5.サロンを主宰したことで自身の学びがあった
  6. 6.自分の専門性で100記事書いたら出版にも繋がる
  7. 7.出版のカギは伝わる表現ができる「言語化力」
  8. 8.「文章の書き方」を細分化することで切り口を変える
  9. 9.書くときは集中してライティングゾーンに入る
  10. 10.編集者と出会うには著者のコミュニティに参加
  11. 11.セールスライティングは人を集めるツール
  12. 12.ロジックとエモーションが人を集める文章の秘訣
  13. 13.文章を書くことは自分を知ることでもある
  14. 14.「文章を書く」という強みで社会に貢献していく
  15. 15.お互いのフィードバックによって新しいものが生まれるサロン
  16. 16.同じ志をもつ参加者によってサロン内が活発に
  17. 17.ビジネスが伸びている人が備えている「3種の神器」
  18. 18.【公式HP】山口拓朗の公式ホームページはこちら
  19. 19.【オンラインサロン】山口拓朗ライティングサロンはこちら


「自分を知るための言語化力を育てる」ライティングサロン主宰 山口拓朗さんとは?

【山口 拓朗(やまぐちたくろう)さんプロフィール】

伝える力【話す・書く】研究所所長
「伝わる+買わせる」文章の専門家
株式会社アップリンクス取締役

大学卒業後6年間、出版社で雑誌記者を務めたのち、2002年にフリーライターとして独立。「渋谷のクラブに集う20代の若者」から「老人ホームに集う90代のお年寄り」まで、22年間で3000件以上の取材・執筆歴を誇る。執筆媒体は『日経おとなのOFF』『Asahi Weekly』『FLASH』など約50誌。

独立した当初、ある優秀な編集者から「山口さんの文章は癖がありすぎます。もっと平易で明快な文章でないと、読者に伝わりません」と一喝され、「自分の文章はそんなにダメなのか?」とショックを受ける。プロのライターでこの有り様。世の中の人は文章の書き方をもっと知らないのでは…?

以来、文章を書くうえでのマインドと技法を徹底的に研究し、独自の文章メソッドを確立。現在は執筆活動に加え、講演や研修を通じて「論理的に伝わる文章の書き方」「好意と信頼を獲得するメールの書き方」「売れる文章&コピーの作り方」「ファンを増やすブログ記事の書き方」等の実践的ノウハウを提供。 広告コピーやセールスライティング、WEBライティングも多数手がける。

2016年から は200万人の会員を誇るITベンチャー「行動派」に招聘されて「Super Writer養成講座」もスタートさせた。モットーは「伝わらない悲劇から抜けだそう!」。中学2年生にも分かる言葉で解説する丁寧な語り口に定評がある。

【代表著書】

『世界一ラクにスラスラ書ける文章講座』(かんき出版)
『そもそも文章ってどう書けばいいんですか?』(日本実業出版社)
『残念ながら、その文章では伝わりません』(大和書房/だいわ文庫)
『「また会いたい」と思われる!会話がはずむコツ』(三笠書房/知的生き方文庫)
『伝わるメールが「正しく」「速く」書ける92の法則』(明日香出版社)
『何を書けばいいかわからない人のための「うまく」「はやく」書ける文章術』(日本実業出版社)
『書かずに文章がうまくなるトレーニング』(サンマーク出版)
『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』(明日香出版社)
『買わせる文章が「誰でも」「思い通り」に書ける101の法則』(明日香出版社)

ほか10冊以上。文章作成の本質をとらえたノウハウは言語の壁を超えて高く評価されており、中国、台湾、韓国など海外でも翻訳されている。

また、電子書籍に2013年アマゾンKindle本(ビジネス・経済部門)1位の『ダメな文章を達人の文章にする31の方法』他がある。

女性の起業を支援するネットスキルアップ塾「彩塾」を主宰する妻と、算数と自然が大好きな高校3年生の娘の3人家族。妻とは「夫婦円満法」をテーマにした講演活動も行っている。

【HP】
山口拓朗 公式サイト

【オンラインサロン】
山口拓朗ライティングサロン


小林:こんにちは。『億を稼ぐ勉強法』著者の小林正弥です。この番組では、私が受講生代表として、さまざまな分野で活躍している著者や専門家の方にインタビューをしていきます。

今回のスペシャルゲストは、ライティングサロンを主宰され、多数のヒット著書作を出して活躍されている山口拓朗さんにお越しいただきました。よろしくお願いします。

山口:よろしくお願いします。


仕事につながる「三種の神器」を提唱するライティングサロン

小林:拓朗さんはこれまでに、文章に関する本を何冊くらい出されたのですか。

山口:文章と伝え方とコミュニケーション、全部で18冊出版しました。

小林:18冊ですか。出版のペースも結構速いですね。

山口:2011年にデビューしたので年に2、3冊ペースで出版していますね。

小林:ここで、本を出すための秘訣や、クリエイティブなコンテンツがなぜそんなに無限に思い浮かぶのか、その辺りの突っ込んだ話をインタビューさせていただきます。
主宰されているライティングサロンでは、三種の神器を提唱されていますが、これは何ですか?

山口:情報発信、セールスライティング、商業出版です。私のライティングサロンでは、この3つの柱を同時に磨いていこうということをやっています。

小林:実は私もなのですが、これを見ている方の中には、いろんな情報発信をしたり、ブログを書いたり、YouTubeで鬼のように投稿をしたりしても「なかなか仕事につながらない、いつまでこれをやっていれば良いんだろう」と途方に暮れ、課題に直面している方がいると思います。

情報発信、セールスライティング、商業出版のそれぞれのポイントをぜひ教えていただきたいと思います。


読者の顔を思い浮かべてライティングする

山口:全体的なライティング力としてのくくりでは、文法や基本の書き方を学ぶことが非常に大事です。さらに、情報発信で私が1番大事にしているのは「読者に貢献しよう」ということです。

1つ1つの記事を書く時に、読者のどんなニーズを満たしているか、どんな知識を与えているか、どんな読者に役に立っているかを考えて書くということをテーマにしています。

小林:では、書く前がとても大事だということですね。

山口:私は、そこが本当は1番大事だと思います。文章は「文字を書く作業」だと思っている方が多いと思いますが、私は完全にコミュニケーションだと思っています。

パソコンで文章を書いていると、どうしても一人の世界に入ってしまいますよね。そうすると、文章は自分の創作、表現といった気持ちになってしまう瞬間もあります。

しかし、パソコンの先に、読者の顔を思い浮かべ、読み手の様子をちゃんとイメージしながら、文章を作っていくことを大事にしています。

1文書いた時にうなずいている感じや、こちらが知識を与えたら「あ、そうするんだ」と喜んでくれている顔、時には驚く様子、時には感動して泣く様子などをイメージするということです。


読者と接点をもって情報をインプット

小林:なるほど。読者や見てくださる方に貢献するには、相手のニーズや求めていることをキャッチしなければいけないのですね。それはどうしたらつかめるのでしょうか。

山口:そうですね。これはとても泥くさいやり方ですが、自分が届けたい人、例えば主婦の方に届けたいのであれば、その主婦の層の人たちとどれだけ普段コミュニケーションをしているかが非常に大事だと思います。

雑談でも良いのですが、その人たちが本当に困っていること、悩んでいることや不安に感じていること、喜ぶこと。さらにお金をどこにいくら出すのか、というようなことも掴んでおくと情報発信やセールスライティングの質が変わってきますね。

小林:なるほど。では、例えば少し具体的な話をお願いします。

私も、これを見てくださっている方も、ビジネスにつながる情報発信ができないという課題があったとします。そこからどうやって、自分の情報発信につなげていくのでしょうか。

山口:そうですね、簡単なことで言えば、自分の勉強会やセミナーを開くと、非常に良いと思います。自分のアウトプットのために開くというのが半分の理由、もう半分はニーズ調査のためです。

私もそうですが、実際にセミナーや勉強会を行うと、「文章を書けない人はこういうことで悩んでいるんだ」とリアルの中で把握することが出来ます。そこの部分を知らないとと、なかなか貢献の文章は書けないのです。

自分の中で「良いコンテンツを持っています、書きます」だけでは、読者不在の文章になってしまいます。独りよがりな自己満足の文章にならないために、人との接点を作る努力が大事です。

例えば勉強会やお茶会だって良いと思うので、そういった接点を作って、どんどんインプットしていくという方法があります。

小林:なるほど。もし自分が情報発信のことを教えて、またそれを書こうと思えば、その勉強会を主宰して、会の中で相談されることを仕入れて答えたり、その内容をブログやYoutubeに二次利用していくということですね。


サロンを主宰したことで自身の学びがあった

山口:そうですね。あと、インターネットなどではよくやる方法で、文章が書けない人の悩みを調べるときにQ&Aサイトを見ると、ここにもたくさんの悩みが出ています。

「書くスピードがどうしても遅い」といったような悩みが非常に多いので、それなら早いスピードで書くためのコンテンツは需要があるだろうな、ということが分かるのです。

オンラインでも出来ないことはないですが、真のニーズというのはやはり会ってみて初めて分かるかなという気がします。

小林:なるほどですね。拓朗さんはライティングのサロンを主宰している、というのがポイントなんですか。

山口:そうですね。私もまだサロンを始めて半年くらいです。そんなに長い期間ではありません。最初は自分のスキルをお伝えしようという意欲で始めましたが、実は一番得をしているのは私かな、という気がしています。

やはり、人それぞれの悩みがあり課題があり、つまずいているところがある。「こういうところで悩んでいるんだな」ということがとても良くわかるので、私自身がとても勉強になっているという感じですね。

小林:なるほど、まず3つの中のひとつめの「情報発信」という点では、リアルに見て読んでくださる人たちに会えることなんですね。中でも有効なのは、勉強会やセミナーを企画して、リアルに触れ合うことですね。

山口:そうですね。


自分の専門性で100記事書いたら出版にも繋がる

小林:わかりました。では次の商業出版ですが、これはまたハードルが高く感じます。

山口:はい、私は情報発信の中でも「ブログは書きましょう」と言っています。そして、「自分の専門性のテーマで100記事を書けば一冊の本になりますね」、という言い方をよくしています。

ブログはストックメディアなので、自分が書いた記事は財産のように貯まっていきます。「読者への貢献の文章を書こう」と思うだけでもモチベーションは上がると思いますが、その先に記事がまとまって本になる姿をイメージすると、また違うパワーが出てきます。

情報発信をしながら貢献の文章を書いて、その記事が100記事貯まったら、企画書を作ることも、そのまま編集者の人に読んでもらうことも出来ます。そんな形で進めていくと商業出版は実現しやすいと思っています。


出版のカギは伝わる表現ができる「言語化力」

小林:なるほど。これまで多数の著者さんを育ててきたと思いますが、情報発信をの積み重ねる目安はありますか。「出版にチャレンジして良いよ」というタイミングや基準についてお聞きしたいです。

山口:そうですね。全く0の状態からであれば、本当に頑張れば1年で出版出来ると思っています。そのためにはちゃんと「言語化」をしていかなければいけないのです。

自分の中に、いかに素晴らしくてすごい知識やノウハウを持っているといっても、それを言葉で表現出来るかどうかはとても大事で、これが表現できないと本として成立しないのです。

なので、その練習としてブログを書いていきましょう。最初は自分なりに一生懸命に表現しているつもりでも、実は伝わりにくいものです。

サロン内でフィードバックしながら「伝わっていないよ」とお互いにやりとりしてだんだん書けるようになります。

しっかりコンテンツとして伝わるものとして表現出来るようになっていくと、1年で誰もが出版を目指せるだろう思います。

小林:なるほど。言語化力という部分においては、細かな表現を意識して書いているか、書いていないかで全く違うということですか。

山口:そう思います。

小林:最近はなんでも「やばい」。美味しいも「やばい」、大変なときも「やばい」、嬉しいも「やばい」ですね。

山口:そうですね、なんでも「やばい」だけでは、本にすることが出来ません。一方で、「やばいって何がやばいの?」というところまで掘り下げられる人は、書ける人だと思いますね。

よく、「映画が楽しかったです」で終わるSNSが多いですが、これは完全に本にはなりません。どこが楽しかったのか、自分なりの見解や分析を自分なりに表現出来る人が本を書けるレベルに達していくのです。

言葉には抽象的なものと具体的なものがありますが、ここを行き来出来る人が書く力のある人なんですね。おもしろいというのは比較的抽象的ですが、どんなふうにおもしろいのかを書ける人が具体的に言える人なので、そこを常に行き来出来る力を付けていく。

これがサロンの中でやっていることです。


「文章の書き方」を細分化することで切り口を変える

小林:なるほど。拓朗さんはなぜ、ある意味近いテーマで20冊近く本が書けるのでしょうか。

山口:これが正に言語化力のところですが、私は文章の書き方というものをすごく細かく分解していきます。なので、思考が変わるだけでも文章は変わると思うし、マインドが変わるだけでも文章は変わると思います。

「誰かに届ける」という気持ちを持つだけでも文章は変わります。

もちろん、文体を変えたり、自分の体験談を入れる力が付いたり、細かく見ていけば100でも200でも要素があって、そのひとつひとつを本にすることが出来る自信があるということです。

小林:編集者、出版社側から見た時に、拓朗さんは「文章の本をこんなに書いたから、もうその企画は結構です」と言われたりはしませんか。

山口:そこは私の方でコントロールをしています。文章の本はたくさん並んでいますが、1冊1冊を見てもらうと、実はかなり違う切り口で書いています。

例えば、接続詞だけの本や、書かずに上手くなる文章トレーニング本も出しました。「本当にペンも持たずにしていかに自分の思考を変えるか」といった内容の本です。情報収集力を高めるために9マスを使いましょう、という本も出しました。1冊1冊の要素が違います。

おもしろいことに、私の本の読者は「(出版書籍を)全部持っています」という方も結構います。しかし、そこで飽きているわけではなくて、「毎回違うものをありがとうございます」と言っていただけています。


書くときは集中してライティングゾーンに入る

小林:サロンを主宰されたり、海外でもスピーカーとして中国などでも活躍されていますが、多忙なスケジュールの中で、いつどんなタイミングで書いているのですか。

山口:本を書くタイミングでは、一週間でカンヅメで書く方が気合が入る人と、すごく細かいすきま時間で書いていく人の2タイプがあります。

私はどちらかといえば、毎日コツコツ、小さくコツコツ書いていくタイプです。今日ここに来るまでに電車に1時間乗りましたが、その1時間の中でひとつの項目(本でいう3ページから4ページくらいの)を書き上げようといった感じで、コツコツと打っています。

小林:執筆はパソコンで打ちますか。

山口:パソコンで打っています。

小林:すごく細かいことですが、本を書きたい方も見ていると思うのでお尋ねします。何の文章作成ソフトで書きますか。Wordですか。

山口:私はWordで書いています。Macを使っていますがWordをインストールして書いていますね。

小林:すぐにライティングゾーンに入るコツなどはありますか。

山口:私は書くことが習慣化されているので、比較的向き合った瞬間に入っていきます。ただルーティンはその人その人に合った方法が良いと思います。

私も書く前によくやりますが、深呼吸を深く3回するとか、そういうことをやって集中してガっと向き合えるということはあると思います。

小林:確かに、気が散っているとなかなかゾーンに入れませんよね。

山口:あとは、クリエイティブな作業をするときはノイズを避けることですね。スマートフォンのメッセンジャーを見ないようにしたり、インターネットを切ったりすることが今の時代はとても大事ですね。


編集者と出会うには著者のコミュニティに参加

小林:なるほど、わかりました。出版するには編集者さんとの出会いが大きいと思います。人によっては編集者さんとの恋愛に例えるような、そんな出会いが大事だと聞きます。

ブログを100記事書いてきて、いよいよ本になりそうな企画もイメージが出来た時、出版社さんに出会わなければなりませんよね。その点はどうしたらいいでしょうか。

山口:私たちのサロンに限っていえば、編集者さんを呼んでそこで企画のプレゼンをする場を定期的に設けています。今はまだ始めて半年なので1回行っただけですが、19人がチャレンジして、7人の企画に手が上がりました。

小林:そんなにですか。

山口:その全員の企画が進行中で、構成案を詰めたり、テーマのアプローチを変えたりといった感じで打ち合わせをしています。

ただ、一般の方はやはり編集者さんと出会う機会があまりありません。初めに出会う機会としては、著者さんの出版パーティーに行き、そこで名刺交換をして企画書を送らせてもらう、といったやり方がオーソドックスだと思います。

持ち込み原稿や、いきなり企画書を送り付けるという方法では、なかなか読んでもらえないですね。出来れば、著者の知り合いがいると非常に良いと思います。

コミュニティに参加して著者さんと仲良くなって、「実は私も本を書きたいんです」と相談してみるといった方法が1番良いのではないかと思います。

小林:やはり、著者さんなど人から紹介してもらう、繋いでもらうのが1番良いですね。

山口:そうですね。編集者さんにとっても信頼出来る著者であれば、その方の紹介というのは喜んで聞いていただけるケースが多いです。

小林:わかりました。出版にチャレンジしたい方は、ぜひ今教わった内容を実践してみてください。


セールスライティングは人を集めるツール

小林:では最後にセールスライティングについてです。実は私の周りでも出版貧乏な人たちがいます。

情報発信してきた、本もいよいよ出した、でも自分が期待したほど仕事にあまりポジティブな影響が出なかった、という人の方がむしろ多いような気がしています。

3つ目のセールスライティングは非常に重要なスキルだと思いますが、これをなぜ教えているのですか。

山口:私たちのサロンでは、「それぞれの目標や夢を実現するためにライティングを鍛えよう」というコンセプトなんですね。その夢というのは、ビジネスをしている人もいるし、自分の作品を広めたいような人もいれば、特にビジネスはしていないけれど自分の趣味を発信したいという人もいます。

例えば自分の商品、サービスを持っている人は当然それを売りたいですよね。作品を広めたい人も作品を買ってもらったり、自分の展覧会に来てもらったり、人を動かして集めることがやはり必要になってきます。

趣味を広げたい人でも、「同じ趣味の人、集まれ」という時に、人の心を動かして集める必要があるのです。セールスライティングといえば、売ることにフォーカスされがちですが、人の気持ちを動かして自分の目標や夢を達成していくためのツールとして使ってもらおうということです。

小林:人を集めるツールですね。なるほど。

山口:当然ですが本を出して販売するときにも、セールスライティングのスキルを使えますからね。


ロジックとエモーションが人を集める文章の秘訣

小林:人が注目してくれると人が集まるライティングの秘訣とは何ですか。

山口:まずは、マーケティング用語でいう「ベネフィット」です。自分の商品の特徴だけをいうのではなくて、相手の、自分が来てもらいたい「お客様や消費者の欲しいものをちゃんと言語化して表現出来るかどうか」というところが1つのポイントだと思います。

もう1つ考えなくてはならない点は、今は時代の流れがとても早くて、セールスライティングの感覚自体が変わってきていると思うのです。

今の時代に大事なのは、自分の「自己開示」です。言葉を書く人がどこまで自分をさらけ出して、本音で情熱をもって熱くそれを書いているかどうかがポイントです。

昔はベネフィットがあれば人は買ってくれました。今は、ベネフィットだけではなくて、その人の熱量が伝わった瞬間に共感したり、ステキだな、素晴らしいと思うことがポイントになっているのではないか、というのが私の感覚です。

小林:なるほど。

山口:マインド的な部分がとても大事になってきています。要はバランスで、情熱だけで全くベネフィットがないのもダメですね。

私はロジックとエモーショナルと呼んでいますが、ベネフィットを入れながらも、エモーショナルな部分をバランスよく盛り込んだ文章を書いていく、というのが大事になってきていると思います。

小林:なるほど。ロジックの部分は、そのやり方をイメージすることは出来ますが、エモーションな熱量を言葉に込めていくというのはどうしたら良いですか。

山口:そこは、先ほども言いましたが、「自己開示」になってきます。例えば、自分の苦しかった体験や辛かった体験をちゃんと語る。

「なぜ自分がこういったビジネスをしているのか」「こういう活動をしているのか」といったビジョンをちゃんと伝えて語るといったことを、情報発信の段階からやっていくことですね。

なので、情報発信の段階で熱量みたいなものが伝わっていくと、いざセールス文章を書いたときにパッと人が来てくれるという感じですね。

小林:なるほど。

山口:情報発信も伏線としてちゃんとあるのです。セールスライティングだけを頑張ればいいのではなくて、情報発信を常にやって、ビジョンにも共感してくれた時に人が買ってくれるというイメージですね。


文章を書くことは自分を知ることでもある

小林:なるほどですね。自分の情熱にそもそもアクセスしたい、自分のことを知るというところが大切なのでしょうね。

今まで、ベネフィットだけで会社から求められる仕事を進めたり、自分のベネフィットを提示してそれをお金に変えていた人ほど「自分って誰、何者なんだろう」と、戸惑いを感じている人もいるのではないかなと思います。

拓朗さんは、書くことを通じて自分を深く知ったり、さらにそこから願望実現もされていらっしゃいますが、書くことと自己分析(自分を深く知る)というのはどういう風につながっていますか。

山口:私は、書くのはおもしろい作業だと思っていますが、今ここまで話してきたことは相手に伝える手段としての文章です。

実は、文章のもう半分は、自分に対する効果が非常に大きいと私は思っています。書くことによって初めて自分を知ることが結構多いです。自分ではAと思っていたけれど、書いてみたらBだということが、頭の中だけではなかなか気づきにくいのです。

可視化して客観的な目で見ることによって、初めて分かることは多いと思います。私も、文章を書くことによって自分の気持ちに気づいたり、本当の感情に気づいたりすることが非常に多かったです。

情報発信を続けていくのは、そもそも自分を知る作業を続けていくことでもあります。その辺りにも意識を向けていくと良いと思いますし、情報発信に関してだけではなく、日記でも良いと思います。

「自分が本当にワクワクするものなんだろう」とか、「自分が言われてイヤなことは何だろう」など、いろんな質問に対して書き出していくだけでも自分のことが少し見えてきます。

自分をつかむ手段としても、文章というものを利用していただきたいなと思っています。

小林:なるほど、書くというのは半分は相手に伝えるのと、自分を知るという両方があるということですね。


「文章を書く」という強みで社会に貢献していく

山口:自己成長のために書く、ということは本当に素晴らしいツールだと思っています。

小林:なるほどです。今まで一般の人は、メディアや情報を受け取るだけでしたが、情報発信が民主化されて、「自分を知ってどれだけ人を動かしていけるか」が現代の新しい武器というのでしょうか。

山口:本当にそう思います。人間はひとりひとり、それぞれ才能や個性は全くバラバラですが、それを使っていない人を助けるのが人間関係だと思います。

私の強みは「文章を書く、言語化する」ですが、それ以外のことに関しては強みがないといっても良いくらいです。

他の部分では人に助けられているし、自分に出来ることで人を助けるという関係が、社会全体で生まれている今の状況は、ある意味で健全化してきているし、本来の人間関係としてすごく正しいのではないかという気もしています。

今、この時代の中で「自分の強みや人に貢献出来ることは何だろう」と考えるのは、とても楽しいことだと思います。


お互いのフィードバックによって新しいものが生まれるサロン

小林:そうですね。情報発信の中で、拓朗さんはライティングのサロンを主宰されていますが、サロンのオーナーになったことでどんな変化がありましたか。

山口:私個人としては、読者からの感想はたまに聞きますが、今まで本を書いてもそれが本当に伝わったのか、判断がなかなか難しかったのです。

サロンでは、とても近い距離で皆さんが学んでいるので、本の出版が決まりそうになっているとか、例えば集客で上手くいったとか。そういった声や成果が聞けるのが私自身にとってすごく楽しいですし、喜びを感じています。

それにプラスして、先ほども言ったようにニーズの把握としてリアルな声が聞けています。

私のサロンに来てくれている人たちのリサーチしたもので「またこの本を書きたい」、というテーマがあふれて来ているような感じがあるので、その辺りはとても良かったかなと思います。

小林:そういう意味ではサロンメンバーと一緒に本の次の企画だったり、一緒に想像されているような感じでしょうか。

山口:そうですね。特に個のサロンではお互いのフィードバックをすごく大事です。私の座学だけではなく、メンバー同士が勝手にやってくれているので、ある意味楽なんですね。

本の企画にしても「あなただったらこっちじゃなくてこうじゃない」「私だったらこうよ」と、お互いに語りあえるので、編集者さんに持っていく前にある程度クオリティの高いところに持っていけるのです。

どうしても出版企画書は独りよがりになりやすいし、自分が書きたいことに終始しがちです。客観的な第三者の目が入ることによって、本のマーケットとして成立するものに近いところまで持っていけるのがコミュニティの良い所ではないかと思います。


同じ志をもつ参加者によってサロン内が活発に

小林:なるほど。そのライティングサロンでは、情報発信と商業出版、セールスライティング。この3つを磨いていくということですね。具体的にどういう形式でサロン運営をしていますか。

山口:基本的にはFacebookのグループページに集まっていただいていますが、月に1回行う定例セミナーにはリアルでも参加できますし、YouTubeライブで遠隔地の方には配信をしています。

それ以外にも、スピンオフ企画でグループコンサルも行っていたり、ライティングのSEOに特化した勉強会を今度計画していたり、自由に参加してもらえる企画を用意しています。

あとは、グループ内での添削です。課題提出や添削などで文章力を上げていってもらうという形です。

小林:ライティングや企画に参加して、本を出版したり売上が伸びていくというのは、ベネフィットの分ではもちろんですが、すごく楽しそうな感じですね。

山口:1番良かったと感じるのが、メンバー同士が楽しくやっているところです。私がいなくても全然良いよね、という感じの雰囲気を作れているのはすごく良かったと思います。

メンバーで勝手にコラボしたり、いろんなビジネスをされているような様子も増えてきて、同じ志、同じ方向を向いた人たちが集まっているので、それぞれの強みと強みを持ち合わせていろんなことがやれるのは、場としても創造的で良いなと思っています。

小林:なるほど、良いですね。それはいつでも入会できますか。

山口:いつでも入会できます。ただ月に1回必ず体験セミナーの日を用意しているので、出来ればそこに来ていただくのが良いと思います。

小林:文章を書いたりYoutubeの映像を撮ったりするのは、自由である反面、一人で黙々とやる部分がどうしてもあります。

拓朗さんのライティングサロンはオンラインからでもアクセス出来るそうなので、そういった意味では世界中どこからでも参加出来ますね。体験セミナーはオンラインでも参加できますか。

山口:希望者がいれば、オンラインでもその時々で発信するようにしています。備考欄などに書いていただければと思います。


ビジネスが伸びている人が備えている「3種の神器」

小林:わかりました。文章を磨きたい、出版したい、セールスライティングを身に付けたい。

いろんなビジネスの人と著者対談をしていますが、全員共通して持っているのがセールスライティングなんですね。というよりこの3つ、(対談をした)全員が持っています。

情報発信と、商業出版、セールスライティング、今までこういう対談も50人近くの方とさせていただきましたが、ビジネスが伸びている方と対談をしているので、確かにこの3つを皆さんが備えています。

山口:そうですね。

小林:この3つを体系的に磨きながら、お互いの相互支援する仲間がいるということなので、概要欄にアクセスのリンクがありますので、ライティングサロンも是非のぞいてみてください。

今回はライティングサロンを主宰され、数々のヒット作を出されている山口拓朗さんにお話を伺ってきました。拓朗さん、ありがとうございました。

山口:ありがとうございました。


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