【佐藤 伝】日本一成功しやすい「ひとりビジネス」とは?

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2018年12月18日、『ひとりビジネスの教科書』著者の佐藤伝さんと、『自分を最高値で売る方法』著者の小林正弥との専門家対談が行われました。日本一成功しやすい「ひとりビジネス」についてお伺いしましたので、どうぞ対談をお楽しみください。

「ひとりビジネス」と「行動習慣」の専門家 佐藤伝さんとは?

小林 : こんにちは、小林正弥です。今回はひとりビジネス、行動習慣の専門家で、150万部以上のベストセラー作家である佐藤伝ちゃん先生にインタビューをしていきます。今日のテーマは、ずばり“ひとりビジネス”です。佐藤伝ちゃん先生の、『ひとりビジネスの教科書:自宅起業のススメ』というベストセラーの本について、より深くお話を伺っていきたいと思います。

僕が2018年8月に『自分を最高値で売る方法』という本を出させていただきましたが、まだこの本のタイトルも決まっていないときに、伝ちゃん先生にお会いさせていただいて、出版やビジネスに関する鋭いアドバイスをいただいて、そこから僕自身も最高値になっていくことができました。“ひとりビジネス”や“起業”という言葉もないところから、言葉と考え方をつくられたのが、ある意味佐藤伝ちゃん先生です。これから個人の時代の中で、多くの人が起業・副業していくと思いますので、その辺りのお知恵をお伺いしたいと思います。それでは、伝ちゃん先生、よろしくお願いします。

佐藤 : よろしくお願いします。


【佐藤伝さんプロフィール】

行動習慣・研究所 代表、国際ナイン・マトリックス協会 (iNMAX) 会長、ひとりビジネス応援塾 塾長
行動習慣を研究し、都心にて、創造学習研究所を約30年間にわたり主宰。卒業生には、政財界の著名人の子弟も多数おり、30代・40代となった彼らは各方面の第一線で活躍中。日本の朝活のパイオニアとして、15年以上実施している「プレミアム朝カフェ」は、全国からファンが集う出会いの場となっている。NHKテレビ「おはよう日本」や、雑誌「日経ビジネス アソシエ」でも、行動習慣のエキスパートとして紹介される。氏の一貫したテーマは、「習慣」であり、習慣に関する著作は、国内・外で累計150万部を突破している。ウィーン、ニューヨーク講演に続き、ミラノ、ロンドンでの講演依頼が入るなど、活躍のステージを拡大。『夢をかなえる メモの習慣』で紹介された、問題解決9マス・メモは、海外の新聞でも取り上げられ、話題となる。「なんとなくイイ気分」でいる事こそが、もっとも大事と独自の理論を展開。そのスピリットを自宅で学べる行動習慣ナビゲーター(Dream Navigator®)資格認定講座と、スキマ時間を活用して経済的自立を目指す「ひとりビジネス応援塾」は、わかりやすく具体的・実践的で即効性のある内容が評判をよび、“超”人気の学びの場となっている。「9マスを世界へ」を合い言葉に設立された、国際ナインマトリックス協会(iNMAX)の会長にも就任し、行動習慣の達人たちを、続々と輩出中。親しみやすく、謙虚な人柄から、「習慣といえば、伝ちゃん先生」と慕われている。
1958年(昭和33年)生まれ。福島県出身。明治大学卒。2男1女の父。
【ホームページ】https://satohden.com/
【参考リンク】ひとりビジネスマスターカレッジ
【著書】ひとりビジネスの教科書:自宅起業のススメ


収入源が1つだと自分の人生を生きられない!

小林 : “ひとりビジネス”というネーミングからして、すごく秀逸ですよね。帯に「雇われて働く時代は終わった」と書かれていますが、なぜこの本を書かれたんですか。

佐藤 : 収入源をキャッシュポイントといいますが、収入源を8個持ちましょうという提案をしています。その8個、全てが大きくなくてもいいんです。大きいものもあれば、小さいものもあっていいです。一番よくないのは、一つの収入源だけにしがみつくこと。いわゆる会社員の方が給料だけで生活するとなると、給料をくれる人の顔色を伺いながら、人生を歩まなければいけなくなってしまう。僕がよく例えますが、ゴルフで部長さんが空振りしたのに「部長!ナイスショット!」って拍手してる自分、そういう人生ってなんだか寂しいと思いませんか。

小林 : 自分の人生じゃないですよね。

佐藤 : もはや人の人生ですよね。なぜそういうことが起こるかというと、一つのインカムしかないと、それを失ったらどうしようという不安・恐怖から、お金をくれる人にしがみつく。蛇のように絡みついて、その人の顔色を伺いながら、ビクビクして生活するようになってしまう。そうではなくて、複数の収入源があれば、例えば会社から「不正をしなさい」と言われても、断れますよね。「そんなことさせられるなら、僕辞めます」と、他に収入があればなんとでも言えるじゃないですか。やっぱり、みんなに自由に生きていってほしいんですよね。

小林 : それが『ひとりビジネスの教科書』だったり、ひとりビジネスを教えようと思ったきっかけですか。

佐藤 : そうですね。ひとりビジネス、略して“ワンビズ”という言葉を考えてみました。4文字だと、脳にフックするんですよ。

小林 : フックは、引っかかるですか。

佐藤 : はい。流行っているものは、みんな4文字ですよ。“パズドラ”とか、“ポケモン”。4文字でいわれると、それが残るんです。なので、“ワンビズ”流行ってほしいなと思います。

小林 : 時代は完全に“ワンビズ”になってきてますよね?

自由に生きていくためには

佐藤 : 政府がパラレルキャリア、“パラキャリ”といって、副業を推薦してますからね。昔は企業は副業駄目と言ってたのに、いまや社内規定に副業禁止と書いてはいけないことになったんです。それはやっぱり、副業をジャンジャンやってもらわないと、社会保障が十分行き渡るかどうか分からない、会社もボーナスを出せない時代になってきているので、自分でどんどん稼いでね、という時代の流れですよね。

小林 : 1社からの給料、定年退職後の年金をあてにするのではなく、自分で複数の、伝ちゃん先生的には8個ぐらいの収入源を持って、辞める選択肢がある中の自由を手に入れていきましょうということですね。

佐藤 : 要するに、自由に生きていこうということです。

小林 : そういう意味では、伝ちゃん先生のキャリアは、学生起業からスタートして本当に自由ですよね。

佐藤 : だからこの本を書く資格があったのかなとは思います。

小林 : 伝ちゃん先生、この2018年で還暦を迎えられて。

佐藤 : そうなんです、まさか自分が還暦になるとは。これを聞いているリスナーの方も、まだまだ若い正弥くんも、いつかはなりますからね。健康に生活していけば、いつかは60になる。昔、私が若かった頃に60というと、めちゃくちゃ爺さんというイメージでしたが、サザエさんに出てくる波平さん、彼が52歳の設定なんです。波平よりも、俺は8つも年を取ったのかと。

小林 : ふさふさ、超健康ですね(笑)

佐藤 : 昔の50歳、60歳と、今の50歳、60歳は違うんですよね。生物学的に、人間は何歳まで生きるようにデザインされているか、ご存じですか。

小林 : 確か120とか、150でしたでしょうか?

佐藤 : 125歳です。125歳までは、バリバリ元気ビンビンに、男も女も生きられるようにデザインされているはずなのに、なぜか80ぐらいで死んでしまう。それは生き方が間違っているわけです。実際人生100年時代といって、100歳以上の人がとんでもない数いるんですよ。昔は100歳を超える人が少なくて、100歳を超えると天皇陛下から純金の盃をもらえたんです。いまや、あまりにも多くて、何万人もいるので、金の盃はあげられなくなって。今、金メッキなんです(笑)

小林 : それぐらい健康なんですね(笑)

稼ぐ人と稼げない人の違いとは?

小林 : そういう中で僕のところにも、起業したいという前向きな人も来れば、1社に勤めている不安、一回家庭に入ったけど、自宅でお金を稼ぎたいという主婦の方、いろんな人たちが来ます。若い人からお年寄りまで、みんな自分で稼ぎたいし、稼ぐと楽しいということも注目されてきてます。今、稼いでいる人がかっこいいという価値観も、徐々に出てきています。そういう中で、どうやってお金を稼げばいいのか分からないから、時給・月給の会社員やアルバイトという仕事しか選択肢がないんですが、やりたいけどやれないという人が、どうやって進めていけばいいのか、その辺りのことを教えていただきたいと思います。

佐藤 : ひとりビジネス的にいうと、2通りのタイプの人間がいて、稼ぐ人と稼げない人。お金がどんどん入ってくる人と、お金がどんどん出ていく人がいます。「またお金が入ってきたな、ありがたいな」と喜ぶ人と、「どうしよう、今月も月末やりくり大変だ」という人と2通りいます。この人たちをよく観察すると、すごく分かりやすい。

お金が出ていくだけの人というのは、基本的にスマホしか持っていません。常にスマホを見ている。お金が入ってくる人、ひとりビジネスをやってうまくいってる人というのは、ノートPCを見てます。つまりどういうことかというと、ノートパソコンは発信媒体で、それに対してスマートフォンというのは、ポチポチして何かを買うもの。有料アプリを入れるとか、ゲームをしてお金を払うとか、「amazonでこれ買っておこう」「楽天でキャンペーンでこれが安くなってる」「メルカリに欲しかったワンピースが出てる、買っちゃえ」みたいな、つまり受信する側なんです。それに対して、稼いでる人というのは、発信しています。分かりやすくいうと、発信する側にならなければ、永久に買うだけです。

小林 : 受信しているだけでは、永久に買うだけだということですね。

佐藤 : 受信するということは、ポチポチ買ってるだけですから。発信する側にならない限り、お金は入ってきません。あなたが普段持っているものは、スマホとタブレットではありませんか?ギクッと思った人は、シフトしていったほうがいいです。

稼げる人のインプット方法とは?

小林 : 持っているものもそうですし、1日の中で受発信の割合。気付いたら1日の大半が、受信しているだけという人もいるでしょうし、これって無意識にやっていることでしょうから、今、伝ちゃん先生に言われて、ハッとした人もかなり多いかもしれないですね。

佐藤 : いわゆるインプット人間、ひたすらインプットするだけ。こういう人はアウトプット人間にシフトしていかなければいけません。インプットを否定しているわけではありませんが、アウトプット前提のインプットでなければいけない。

小林 : アウトプット前提のインプットはいいですか?

佐藤 : いいです。本を買ったときに、「この部分はよかった」と思ったら、赤線引っぱって、自分だけで「うひひ」というのではなくて、こんないいことが書いてあったということを、自分のブログやメルマガやLINE@やTwitter、なんでもいいですから、「皆さん、こんないいこと書いてありましたよ」と発信する人にならないと、もうずっと買うだけです。

オリジナルのアウトプットができないと悩んでいる人へ

小林 : 「アウトプットしたいんだけど、自分にはオリジナルのコンテンツや、人に伝えるものがない」という人がよくいらっしゃるんですが、これはどうやって解決していけばいいですか。

佐藤 : いい質問ですね。“オリジナルなものしか発信してはいけない”という条例があったとしたら、誰も何も発信できなくなると思います。ほとんどのものは、誰かが過去に言ってたものとか、どこかで聞いたことあるようなものを、複合的にミックスして伝えてることが多いです。音楽の世界でも、もはや完全なオリジナル曲はないといわれてますよね。どこかのサビの部分と、どこかのサビの部分。それは意識的ではないにしても、子どもの頃に「いいな」と思って聞いていたフレーズが、頭の中に残っていて、それを作曲家が自分なりにアレンジして出しているといわれてるので、オリジナルじゃなくていい、まずそこが大事です。

小林 : 「オリジナルじゃなきゃ、駄目」と思っているのが、そもそも間違いということですね。

佐藤 : オリジナルじゃないと、発信してはいけないんだったら、誰も何も書けません。そこをちょっとブレイクスルーしてほしくて、『ひとりビジネスの教科書』の裏に、本を買わなくても帯を見れば分かるように、帯に結論をつけました。

小林 : ものすごく分かりやすい公式ですね。

「だんなの給料を超えました」が続出!!シェアボーナスとは?

佐藤 : ひとりビジネス商品テーブル24といって、24通りもあるんだから、誰でもできるよということです。「自分のオリジナル商品じゃなきゃいけない」と思ってるからできないのであって、人のでいい、あるいはコラボでもいい。例えば私の商品を何か買ってもらって、「伝ちゃんのこれ、すごくよかった」とするじゃないですか。それを、「こういう点がよかった」といって発信すればいい。

小林 : シェアする。

佐藤 : それを紹介してもらったときに、シェアボーナスといって、私がお礼をお渡ししています。そうすると、それだけで「だんなの給料を超えました」という人がたくさんいますよ。

小林 : シェアボーナスって、すごくいい言葉ですね。

佐藤 : うれしいな。僕はアフィリエイトという言葉があまり好きではなくて、少しマイナスのバイブレーションがあるなと思ってます。アフィリエイトは、もともとはニュートラルな「紹介してありがとう」というそれだけなんですが、自分が買ってもいない商品を、お金欲しさでむちゃくちゃPRする人が一部いたことで、アフィリエイトという言葉自体が手垢にまみれてしまったというか、一応言葉の専門家なので、シェアボーナスという言葉にしました。自画自賛ですが、きれいな素敵な言葉だなと思っています。

小林 : その活動自体が、人に喜ばれるし。

佐藤 : 社会貢献にもなります。売ってもらった人もうれしいし、紹介した人もうれしいし、紹介された人も、商品が優れていれば「いい商品を紹介してくれてありがとう」ということになるので、そういうふうにシェアボーナスを活用すれば、誰でもすぐに始められます。

小林 : 自分の商品がなくても、伝ちゃん先生のプログラムなどを買って、「いいな」と思ったら、それをシェアボーナスとして紹介すればボーナスをいただける。それでビジネスとして、だんなさんの給料を超えている人もいるということですね?

佐藤 : いっぱいいます。先月の最高額が87万円です。

小林 : お一人ですか?シェアボーナスだけで?会社のお給料よりも多いじゃないですか(笑)

佐藤 : 熊本の主婦の方ですが、彼女の銀行口座に振り込まれた金額が87万3000円でした。だから間違いなく、彼女の旦那さんの給料より多いわけです。

小林 : この年末のボーナスですね。

シェアボーナスを受け取れる人と、受け取れない人の違いとは?

佐藤 : 彼女は、商品をつくったのかというと、つくってません。つくったのは私です。35年かけて、その商品をつくったわけです。彼女は別に「私も伝ちゃんに負けない商材をつくるぞ!」といって、35年かけてつくる必要は全くないということです。完成されたものを販売して、しかもアフターフォローも自分としては誠実にやっているつもりです。それを紹介するだけでいいって、めちゃくちゃ楽じゃないですか。質問は全部私に来るわけで、その彼女にいくわけではないです。紹介するだけだから、ラクチンですよね(笑)「これ、すごくよかった。私も学んだんだけど、すごく人生変わった」。多分、シェアボーナスを受け取れる人と、受け取れない人は迫力が違うと思います。

小林 : そこはどう違うんですか。

佐藤 : ブログで自分のプロフィールを赤裸々に書いている人が、うまくいってます。

小林 : 先月87万3000円のボーナスを得た熊本の女性は、どんなことをやってるんですか。主婦業だから、働いてるわけではないですよね?

佐藤 : 働いてないです。50代ですが、以前保険のセールスをやっていた方で、何かを人に紹介するというのは、割と経験がありました。今は保険を勧めても「もう入ってるからいいです」と断られるそうです。断られたときに、「ですよね。実は保険よりも、もっといいものがありますよ。一生涯、勉強ですよ」といって、私のいろんな教材を少しずつ勧めながら、“伝ちゃんまるごとパック”みたいなものを自分でつくってしまって、「もし気に入ったら、まるごと買いませんか」という感じで、人間関係ができている人に勧めてうまくいってる例ですね。

それから都内40代のシングルマザーの方は、パートの仕事をしているので、人に会って何かを勧めたりはできないので、アメブロだけなんですが、アメブロに「自分はこういう大変な過去があって、今、女の子を育てながらシングルマザーです。すごく苦しかったけれど、あるものに出会ってから変わりました」ということを全部正直に書いて、「伝ちゃんのホームページから購入してもいいんですが、私から買うとこんな特典がありますよ」ということを、さらっとうまく書いて、そこから毎日購入があるんです。毎日購入があるということは、彼女にとって毎日がボーナスなんです。まさにシェアボーナスです。

小林 : やってることは、自分が本当にいいなと思った伝ちゃん先生のことを紹介して、欲しい人が買っている、ただそれだけの話ですよね。

佐藤 : それだけです。

紹介は女性の方が上手い!男性は説得して失敗する。女性は?

佐藤 : 熊本の50代の女性は、直接人に勧めている。東京の40代のシングルマザーの女性は、ブログを利用して販売している。この2人に共通していることは、熱量、エネルギーだと思います。「これ、本当にいいから」という紹介の仕方は、女性のほうがはるかに上手です。男性はスペックを語ろうとします。「なぜこれがいいかというと」と、エビデンスを語ろうとしますが、女性の場合は、「とにかくいいんです!とにかく、つべこべ言わずに、まず買ってみてよ!」という、この辺が右脳的です。男性はロジックで人を説き伏せようとしますが、人は説得されたくない生き物で、納得したときしか買わないです。

小林 : 説得はされたくないけど、自分が納得して買うのは好きですよね。

佐藤 : だから説得より納得なんです。人は感情でものを買うので、納得してもらうには、「とにかくいいのよ!」というシンプルな気持ち、情熱をそのまま言葉にぶつければいいのだと思います。会話であったり、ブログの場合は文章で。こういう話をすると、「伝ちゃん先生、私はそのシングルマザーの方みたいに、いい文章は書けません」という人が出てくるんですが、そういう場合は音声で言ったものを、ブログに貼り付ければいいと思います。短い動画でもいいです。iPhoneでちょろっと撮ったようなもので、生活感が出ているほうが逆にいいんです。スタジオで撮る必要はありません。

僕の友人が、日本で初めてゴルフ会員権を売ったときに、「ゴルフ会員権なんて高いものを、ネットでポチッと買うやつがいるか」とみんなに言われたんですが、どんなふうに売ったかというと、小さい子どもを抱っこしながら、「パパはゴルフが上手でちゅかぁ」「下手でちゅー」と、それで売ったんです。つまり結婚して子どもを育てながら頑張っている、この人信用できそう。「私はゴルフでみんなにハッピーになってほしい」と、それをたどたどしく動画で語ったんです。そのときに人は、「なんだかこの人、誠実そうだな。下手なのもなんかいいな」と思ったんでしょうね。やっぱり、人は人から買うんです。「この人から買ってもいいや」。この人に儲けさせたくないと思うときって、買わないじゃないですか。

自分オリジナル商品のアイディア

小林 : 冒頭で「まず八つの収入の柱を持ちましょう」とありましたが、正直聞いてる方のほとんどが、「8個も商品・サービス、つくれない」と思ったと思います。自分がいいなと思った商品・サービスをシェアするだけで、収入の柱がお勤め以外にもつくれるということですね。

佐藤 : そうですね。でも7個でいいような気もします。なぜか?伝ちゃん、八つって言ったじゃないか。なんでいまさら七つに変えるんだよ、と思うかもしれませんが、人のを七つ紹介して、最後の1個は自分のオリジナル商品をいつかつくるぞ、といって残しておいてほしいです。やっぱり自分の何か、カウンセリングでもいい、コーチングでもいい、それこそマッサージでもいい、小物を売ってもいい。この間、朗読が得意だといって、「好きな本を朗読してあげます」というのをビジネスにした生徒さんがいました。結構売れてます。八つ全部人のものというよりは、1個は自分のオリジナルをやってほしいです。それは楽しみでもあるし、自分の商材を育てていくという意味でも、「なんでもかんでも、人のものを売ればいいんだ」ではなくて、自分のものができるまでは時間がかかるので、それまでは人のものを紹介してあげて、でも八つのうち一つは自分のものをつくってほしいという願いがあります。

自分の商品はなかなか売れない。その理由は?

小林 : いきなり自分の商品・サービスをつくって売るとなると、つくるのも大変だし、売るのも大変ですが、自分が「いいな」と思ってる伝ちゃん先生のプログラムであれば、セールスや集客という感覚なく、いい感じに勧められて、結局セールス力も身につくのかなと思います。

佐藤 : 自分のものって、なかなか売れないんですよ。自分のものに値付けをする。例えば小冊子をつくって、「これ、1万円ですけど、買いませんか」ってなかなか言えないですよ。ほとんどの人は、「いいです、あげます」と言ってしまう。いい人になっちゃう。仮にそれが1000円だとしても、1000円ですと言えなくて、「いいです、あげます」となりがちなんですが、これがやはりセールスのブロック、ものを売ることに対する罪悪感。それよりもタダであげて、「なんていい人なんだ」と思われたい。人間には承認欲求があって、承認されたい。承認欲求はものすごく強いので、いい人と思われたい。でもそこを、「有料ですけどいいですか」と笑顔で言う。それが結局、自分の魂の成長、自分磨きになります。ひとりビジネスを、なぜ私が勧めるかというと、自分磨きになるからです。どうやって販売していったらいいだろうとか、人にセールスするのはハードルが高いけど、それを生きているうちに体験することで自分が成長できるので、ひとりビジネスをやることで、人間として成長できるということです。

小林 : お金はもちろんついてくるけど、それ以上に、人間として成長する喜びがあるということですね。

「お金がない」の代わりに使うといい言葉とは?

佐藤 : 人として成長するということは、感謝されるということです。“お金は感謝状”という伝ちゃん語録がありますが、お金はありがとうのエネルギーなんです。『ひとりビジネスの教科書』、伝ちゃんありがとう、の代わりに1400円払う。ありがとうが1400円に代わっているわけです。ひとりビジネスをして、お金が回ってこない人が仮にいたら、感謝されていないということです。

小林 : ある種シビアですね。

佐藤 : あなた、人から感謝されてないから、お金が入ってこないだけですよ。だから感謝されるビジネスをしましょうね、と。ある意味「お金が足りないんです」ということは、「あなた、あまり人から感謝されてないんですね。じゃあ、ちょっと生き方を変えていきましょうね」と、天のメッセージみたいなものですから、そういう人はどんどんひとりビジネスをやったほうがいいです。たくさん感謝されると、たくさんお金も循環していきます。お金がない、お金が足りないって、あまり言わないほうがいいです。そういうときは、伝ちゃん式に「今月はエネルギーが足りない」と言ってほしい。「エネルギーが足りない」と言うと、エネルギーを補充しようという気になりませんか。

小林 : そうですね。

佐藤 : 今月は伝ちゃんの商材、気合い入れて紹介しちゃおうかな、みたいな。紹介したら紹介した分だけ「ありがとう」って返ってきますからね。ひとりビジネスは分かりやすい。どうしようもないものを紹介していると、感謝されないから全然お金が回らないということです。

豊かさを膨らませる「ひとりビジネス」を学ぶ

小林 :ずっとお聞きしていると、シェアボーナスにしても、伝ちゃん先生の周りにいる人たちというのは、伝ちゃん先生のプログラムを自分で購入して、「いいな」と思ったら人にシェアして、感謝状をためて、そこからまた自分のオリジナルの商品をつくったりという感じで、豊かさを膨らませいている感じ見えるんですが、そういう感じですか。

佐藤 : まさにそうです。例えばこれを聞いて、「ひとりビジネスについて学んでみたい」と思った人がいるとすると、オールインワンで学べる“ひとりビジネスマスターカレッジ”というものがあります。略称、”マスカレ“、また4文字です(笑)このマスターカレッジを購入して、学んだとします。これが9万8000円です。全部これで学べるなら、実は安いです。おまけのレジュメだけで、カラーで300ページついてますから。それ以外に、動画で一つずつ詳しく13の分野、さらにそこにオリエンテーションとまとめがあるから、15の分野について、私が35年間の集大成を全部ここにつぎ込んでいますから、かなりいいんです。自分で言うな、という感じですが(笑)

小林 : 35年間のビジネスが全部この“マスカレ”に。

佐藤 : 9万8000円で、このマスカレを「これ、いいわ」と思ったら、専用のURLを発行してますので、それを自分のメールやブログやFacebookやLINEに、「ひとりビジネスやるんだったら、絶対これいいよ」と言って、それをポチッと貼る。そうすると、それをポチッとやって買った場合、あなたから買ったというのが自動で分かります。私の息子が構築したシステムがちゃんとあります。そうすると、なんと、半分差し上げてます。

小林 : 9万8000円の半分?4万9000円。

佐藤 : 4万9000円って、約5万円。1個売れただけで、5万近い金額が、私からあなたの講座に振り込まれます。「伝ちゃん、そんなにもらえません!」と言っても、事務局が無理やり振り込みます。10本売ったら、49万円、約50万円ですよ。50万円あったら、そんなぜいたくしなければ、暮らしていけますよ。

小林 : 僕もいろんな起業やビジネスの講座をやってるので知ってますが、こんなに体系化されてるプログラムって、見たことないです。

佐藤 : ありがとうございます!

小林 : しかも9万8000円。ビジネススクールとか行くと、年間100万、200万かかりますよね。

佐藤 : その価値は十分あると思います。

小林 : 何から始めればいいか分からないという方は、“マスカレ”に入って、2人紹介したらチャラになって、そこから全部プラス。

佐藤 : 3人目からはもうプラス!

小林 : そういう意味では、まず“マスカレ”に入って勉強しながら、「いいよ」ってシェアして、シェアボーナスをもらいながらビジネスを始める。これ、一番いいですよね。

佐藤 : 文章力の練習にもなります。さっき10本と言いましたが、そんなに欲張らなくていいです。週に1本売れたら十分です。週1本売るのを目標にして、月4本。月4本売れば20万になる。

小林 : 結構いいですね。

佐藤 : いいじゃないですか!給料以外に20万あったら、すごく余裕が出ますよ。

小林 : 確かに給料以外に20万。しかもそんなに時間かからないですもんね。

離婚した夫婦へのアンケート「あといくらあれば離婚しなかったか?」

佐藤 : こういう統計があります。離婚した夫婦にアンケートをしたマッチングの会社があって、「あと月に5万円あったら、離婚しなかった」というカップルが8割なんです。やっぱりお金が足りないことで、ラブラブだった2人が、イライラしてくる。「ちょっと近場の温泉にでも行こうか」「いや、お金がないから無理」「たまにはおしゃれなレストランでデートしましょうか」「いや、そんな余裕は我が家にはない」となったら、やっぱり気持ちがとげとげしくなっていっちゃうので、あと5万円あったら離婚しなくて済んだ、それを離婚したカップルの8割が言ってるということは、お金のエネルギーってなんだかんだいって大事だと。そういう意味でも、あまり欲張らずに、月何本かだけでも紹介する、それぐらいの気持ちでやるのが大事です。

あと、私のシェアボーナスのシステムは、完全にガラス張りです。どういうことかというと、「今月何本売れました」という結果だけを連絡するのではなくて、「あなたの文章を何人の人がクリックしました」ということも全部分かります。その結果3人が購入しました。なので今月は4万9000円x3本を月末に振り込みます。というメールが全部いきます。もしクリックゼロだったとすると、「誰もあなたの文章を読んでいません」ということが、分かるわけです。「3人、4人しかクリックしませんでした」となると、あなたの文章が読みたくない文章になっている。例えば文章がぎっしり書いてある、画像もない、写真もない。スマホで見る人がほとんどなので、3行書いたら2行あけてパラッと書く。読みやすい文章になってませんよ、ということが全部分かるので、すごく勉強になります。そうするとそれを手直ししていくことで、「今月はクリックした人が増えた」とか分かります。初めて誰かが買ったとき、めちゃくちゃうれしいですよ。自分の書いた文章で、ものが売れる喜びは、やった人にしか分かりません。しかも、楽天は1パーセント、Amazonは3パーセントですからね。1000円のものを売って、30パーセントだと30円。「おめでとうございます!」といって30円もらえますが、30円もらってもあまりうれしくないですよね。

小林 : しかもAmazonは5000円以上いかないと振り込まれない(笑)

佐藤 : 「今月は規定に達しなかったため、振込はありません」という悲しいお知らせが来ます。それが“マスカレ”だと、たった1本で4万9000円もらえる。

小林 : これでさっきの「あと5万円あれば」というのに、ぴったりですね。世の中の離婚を減らしていける。

佐藤 : たかだか5万円で離婚しないで済むなら、「“マスカレ”紹介して、5万円もらってよ」と本当に言いたいです。

小林 : 5万円あったら、フレンチのいいフルコースも行けるし、温泉も行けるし、いいお洋服も買えるし、すごくいいですよね。

佐藤 : 今、バス旅行なんて1人1万円で、おみやげまでついてますからね。ブドウ狩り、イチゴ狩りとかあります。2人で行って2万円、さらにお小遣いまでついてきますよね。すぐ実践できます。ビビッと感じたら、サクッと、“ビビサク”です。これ、すぐやるのが女性のほうです。でも男性は、左脳でいろいろ考えて、「そんなうまい話があるはずないぞ」「なんか裏があるんじゃないか」と結局やらない。“人生は愉快なラボ”という伝ちゃん語録があります。人生は愉快な実験室だから、なんかやってみようと。

与えるエネルギーと奪うエネルギーの違いとは?

小林 : 紹介をしてうまくいかなくても、何か取られるわけじゃないし。

佐藤 : うまくいかなかったらどうなるかというと、入金がないだけです(笑)うまくいったら、どんどん入金があります。一個忠告したいのは、どんどん入金があったからといって、今の会社を安易に辞めないでほしい。辞めると、「伝ちゃんシェアボーナスだけで、生きていかなきゃ」となってしまうので、そうすると肩に力が入って、今までみたいな文章ではなくなってしまう。奪うエネルギーになってしまいます。

小林 : 「よかったら、見てみて」という力の抜け感じゃなくなるわけですね。

佐藤 : 「絶対にあなたはこれを見なきゃいけません」みたいな、「これを見ない人は遊びません」みたいな。文章を読んだときに、奪うエネルギーの人か、与えるエネルギーの人か、なんとなく分かりますよね。それが相手に伝わって、全く売れなくなります。余裕が大事なので、シェアボーナスが結構入ってきて、給料を超えても、辞表をたたきつけたりしないように。そのほうが、会社でも楽にゆったり仕事ができます。

ビジネスは「不安」からでなく「喜び」から

小林 : 本業以外でも10万、20万あると、本業も余裕を持てますね。部長に何か言われても、さらっとかわせたり。

佐藤 : 今までだったら、「来週、引っ越しなんだよね」と上司に言われたときに、「お手伝いします!」と即答してたのが、「あ、すみません。子どもの運動会なので、申し訳ないです」と言える。複数のインカムを持っていることで。

小林 : 意外と断る人のほうが大事にされたりというのもありますよね。

佐藤 : 家庭を大事にして、自分の軸を持っているなというのが分かるので、なんでもかんでもイエスマンだと、「逆にこいつ、大丈夫か」と。やっぱり自分の魂の声に、正直に生きたいじゃないですか。仮面をかぶって生きると辛いですよね。

小林 : それが“ワンビズ”を始めるきっかけになった、自由な生き方を広めたいというところにつながっていくんですね。

佐藤 : われわれはいろんな恐れがあります。「このままだと老後が不安だ」「家計が破綻するんじゃないか」「ローンが払えるだろうか」「子どもの教育費は大丈夫なんだろうか」と、不安から何かをやっていることが多い。不安を燃焼材料にして、不安を燃やしながら、「そのためにはこれをやらなければ」と。これだと全然楽しくないし、やればやるほど眉間にしわが寄っていく。そうではなくて、不安からではなく、喜びからやってほしい。そのためには、気軽にひとりビジネスを始めてほしい。

「ひとりビジネス」だけど、ひとりじゃないビジネス

小林 : インタビューの前は、もっとひとりビジネスの戦略を聞こうと思っていたんですが、今聞いてると、これ、誰でも始められるし、うまくいくなと思いました。ただの起業のプログラムを提供しているのではなくて、だれでも起業できるエコシステム、コミュニティーになっているのが、すごくいいなと思いました。

佐藤 : あと、一人じゃないんだということを強調したいです。コミュニティーがあるので、そこでなんでも質問できます。「やってみたんですけど、全然売れないんですけど、どこが悪いと思いますか」。そうすると、私を含めて先輩たちが、「これ、画像が最低3つ必要だよ」「写真ないね」「レッサーパンダのプロフィールじゃ、怪しすぎるでしょ」とか。顔出しが嫌な人が、アバターを出したり、後ろ姿の人とかいますよね(笑)「私、ムショ帰りです」みたいな感じを出していたり。そこはもっと自分を出そうとか、何が原因で自分を出せないと思う?とか、そういうことを先輩たちがよってたかってアドバイスしてくれるので、やってて楽しいです。あと、人の悩みを聞くと、「よかった。私だけじゃないんだ」と。

小林 : ひとりビジネスをしてる先輩たちも、全国にたくさんいるから、楽しいし安心ということですね。

佐藤 : 1人だとなかなかたどり着けない未来も、仲間と一緒だととんでもないところまで行けます。仲間の力はやっぱり素晴らしいですよ。

小林 : ひとりビジネスだけど、ひとりじゃないビジネス。

佐藤 : さすがまとめが秀逸!ひとりビジネスは、ひとりで寂しくやるビジネスではないので、そこが肝です。

小林 : 僕も一足先にプログラムを購入して学んでいますが、すごく面白いので、ぜひ他の人たちにも参加してほしいと思っています。

佐藤 : ありがとうございます。僕、毎日“ヒマラヤ”聞いてます。

小林 : ありがとうございます。

佐藤 : LINEで来るから、ついリンクを押してしまって、そうするとうまい具合に“ヒマラヤ”に飛ぶんですよね。正弥くんの声がすごくいいです。声がいいというのは、余裕があるというか、全然売りつけてる感がない。起業家の人も、奪うエネルギーの人と、与えるエネルギーの人と2通りいますが、小林正弥という人間は、明らかに与えるエネルギーの人です。声が奪うエネルギーではない。「うひひ」という感じではない(笑)俺、なんで毎日こんなに正弥の声、聞いてるんだろうと、自分でも思うんですが、それは心地いいからだと思います。正弥くんの声が、もし奪うエネルギーだと、毎日聞きたくなくなります。でも毎日聞いてもほっこりするのは、「最近こんなこと考えてるんですよ」というのをみんなにシェアしたいという気持ちが伝わってくるからだと思います。あれはみんな聞いたほうがいいね。

小林 : 今回、伝ちゃん先生とご縁をいただいて、伝ちゃん先生の知恵をみんなにシェアできるのは、本当にありがたい機会でしたので、ありがとうございました。

「ひとりビジネス」がうまくいく「シャンパンタワーの法則」

佐藤 : こちらこそです。余談になりますが、私が思うに、正弥くん1人の力ではなくて、素晴らしいパートナーがいるからではないかと思うんですが、その辺り、ぶっちゃけいかがですか。

小林 : おっしゃるとおりですね。自分がすごく満たされている、コップが満タンであふれているような、今の家庭がそういう感じなので、それはパートナーのおかげだと思います。

佐藤 : ですよね。心理学に“シャンパンタワーの法則”ってありますが、歌舞伎町のホストクラブでは200万のシャンパンタワーが毎日出てるそうです。って、それは置いといて、シャンパンタワーというのは、シャンパングラスを下からたくさん積み上げていくけど、一番上にあるシャンパングラスをシャンパンで満たさない限りは、その下に流れていかないわけです。一番上のシャンパングラスは自分です。毎日“ヒマラヤ”の正弥くんの音声を聞きながら、プライベートがすごく充実しているんだろうなと、ひしひしと感じていました。やっぱりそうなんですね。

小林 : 本当そのとおりです。

佐藤 : 一番身近な人を大切にしないと、ひとりビジネスはうまくいかないです。すぐにお客さんと自分の関係って思いがちだけど、違います。まずは自分自身を愛してあげる、自分を抱きしめてあげる、そして自分の身近なパートナーのことをちゃんと考えて、身近な人から幸せにしていくという考えでやっていかないと、ひとりビジネスはうまくいきません。逆にいうと、それができると、池に投げた小石が同心円状に広がっていくように、自分もハッピー、パートナーもハッピー、家族もハッピー、ビジネスチームもハッピー、コミュニティーもハッピー、お客さんもハッピーという、ハッピーの輪がどんどん広がっていきます。まず自分に感謝して、パートナーに感謝して、そこからですね。

小林 : いつも伝ちゃん先生のお話を聞くと、自分自身が満たされて、何か人にしてあげたいなと、今日もたくさんのエネルギーをいただきました。本当にありがとうございました。

佐藤 : ありがとうございました。

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